西城秀樹さんが診断を受けた多系統萎縮症とはどんな病気?

病気

2018年5月に亡くなった歌手、西城秀樹さん(享年63)は多系統萎縮症の診断を受けていました。妻が語った闘病生活に多くの人々が感心を寄せています。

西城秀樹さんの妻 木本美紀さん(46)の著書が発行部数10万部を超えて支持されている。2019年11月に発売された「蒼(あお)い空へ 夫・西城秀樹との18年」(小学館)には、 伏せられてきた病状やステージをあきらめなかった姿が家族の視線から丁寧につづられる。ファンだけでなく、病気に苦しむ人からも「つらいこともあるけれど、元気をもらえた」などの声が寄せられているという。

蒼い空へ 夫・西城秀樹との18年 [ 木本 美紀 ]
価格:1540円(税込、送料無料) (2020/2/13時点)楽天で購入

○多系統萎縮症とはどんな病気?

 多系統萎縮症は、脊髄小脳変性症の代表的な疾患といえます。脊髄小脳変性症とは、小脳やその連絡線維の変性により運動失調をきたす変性疾患の総称です。

 パーキンソニズムを主症状とし、進行するにつれて小脳症状、自律神経症状、錐体路徴候がみられるようになります。

 脊髄小脳変性症の中でも多系統萎縮症は遺伝はしません。

○症状

・小脳症状

 体幹失調、酩酊様歩行、四肢の協調運動障害、構音障害などがあります。なにもないところでつまずいたり、体が思い通りに動かなかったりするようになります。

・パーキンソニズム(錐体外路症状)

 無動、固縮、小刻み歩行などがあります。(パーキンソン病と異なり、安静時振戦や症状の左右差の出現は希です)

・自律神経症状

 起立性低血圧、発汗低下、排尿障害(頻尿→排尿困難)、勃起障害などがあります。

○リハビリ

 この病気の原因は解明されておらず、根本的な治療法はありません。 薬物療法の効果は限られており、運動失調は少しずつ進んでいきます。これを食い止めるために、薬物療法と並行してリハビリテーションを行うことが重要になってきます。

 リハビリでは動きのトレーニングなどを行い、日常生活活動動作(ADL)や生活の質(QOL)の維持・向上を目的とします。リハビリも根本的な治療法にはなりませんが、適切に行うことで症状を和らげ、身体の機能の低下を防ぎ、日常生活を長く続けていくことが可能となります。

○参考文献

病気がみえる vol.7 脳・神経 医療情報科学研究所/編集
価格:4290円(税込、送料無料) (2020/2/13時点)楽天で購入

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました